フィリピンでAIを活用した最新ウェブサイト構築|在比日系企業向け制作の秘訣
フィリピンの日系企業向けに、AIを使った最新のウェブサイト構築を解説します。制作の費用と時間を抑え、質の高いサイトを作る手順や、テクノロジー活用の注意点、マニラでのAI導入事例まで、担当者・経営者向けにわかりやすくまとめました。

フルスタックAI開発者が教える、最新ウェブサイト構築の秘訣
会社のウェブサイトを作りたい、または作り直したいと思っても、費用や時間がかかりすぎて動き出せないという声はとても多いです。せっかく作っても情報が古いまま放置されたり、スマホで見づらかったりと、悩みは尽きません。
この記事では、AIを使った最新のウェブサイト構築の考え方を、専門用語をできるだけ避けてわかりやすく説明します。読み終えるころには、自社サイトを速く・安く・質高く作るための道すじが見えてくるはずです。
要約
- AIを使えば、ウェブサイトの制作にかかる時間と費用を大きく抑えながら、質の高いサイトを作れます。
- 成功のカギは、目的を一文で決め、AIに土台を素早く作らせ、最後は人が自社らしさと正確さを仕上げる流れを守ることです。
- AIが作った文章やデザインをそのまま公開せず、事実の正しさやスマホでの見やすさを人が必ず確認することが欠かせません。
ウェブサイトが「作っても伸びない」現実
| 悩み | 具体的な状態 |
|---|---|
| 成果が出ない | デザインは悪くないのに問い合わせや売上につながらない |
| 更新が止まる | 担当者が忙しく、数年前の情報が載ったまま |
| 制作の負担が重い | 外注は費用が高く、自社制作は知識不足で途中で止まる |
多くの会社が抱える悩みは、ウェブサイトを持っているのに問い合わせや売上につながらないことです。デザインは悪くないのに、なぜか成果が出ないという状態は珍しくありません。
更新が止まり成果につながらないサイトは、多くの会社に共通する悩みです
さらに困るのが、一度作ると更新が止まってしまうという問題です。担当者が忙しくて手が回らず、数年前の情報が載ったままになっているサイトはたくさんあります。
制作を外注すると費用が高く、ちょっとした修正でも時間とお金がかかります。かといって自社で作ろうとすると、専門知識が足りず途中で止まってしまうことも多いです。
関連: フィリピンの既存サイトにAIを後付け!作り直さず低コストで問い合わせ対応を自動化する方法 で詳しく解説しています。
なぜサイト制作はこんなに大変なのか
| 原因 | 何が起きるか |
|---|---|
| 工程が別々に分かれている | 担当者間のやり取りに時間がかかる |
| 情報が正しく伝わらない | 「言った・言わない」のすれ違いが起きる |
| 技術の進歩が速い | 最新の作り方を追いかけきれない |
| AIをまだ使えていない | 手作業のままで時間もお金もかかり続ける |
昔ながらのウェブ制作は、多くの専門家が別々の工程を担当する仕組みになっています。デザイナー、コーダー、文章を書く人、動作を確認する人が分かれていて、それぞれのやり取りに時間がかかります。
工程が分かれていると、「言った・言わない」のすれ違いが起きやすくなります。イメージが正しく伝わらず、完成したものが思っていたものと違うということが起こります。
私自身、1990年代から2000年代に日本でウェブサイト制作やSEOの仕事をしていた頃、技術者とデザイナーの意見のぶつかり合いをよく仲裁していました。きれいなデザインを追いたい人と、それを作るのは大変だと訴える人の間に入る役目です。工程が分かれているほど、こうしたすれ違いは起きやすくなります。
もう一つの原因は、技術の進歩がとても速いことです。数年前に良いとされた作り方が今では古くなっていることもあり、最新の方法を追いかけるのは簡単ではありません。
そして最大の原因は、AIという新しい道具をまだ使えていないことです。手作業を前提にした進め方のままでは、時間もお金もかかり続けてしまいます。
秘訣は「AIフルスタック」で工程をまとめること
| ステップ | やること |
|---|---|
| 目的を決める | 誰に何をしてほしいかをはっきりさせる |
| AIで土台を素早く作る | 骨組みや下書きをAIにまかせる |
| 人が仕上げて磨く | 会社らしさや正確さを人が足していく |
解決のカギは、AIを味方につけて、複数の工程を一つにまとめるという考え方です。デザイン・文章・プログラム・動作確認まで、AIが幅広く手伝ってくれる時代になりました。
AIを味方につけると、デザインから裏側の仕組みまでを一本の流れでまとめられます
これを支えるのが「フルスタック」という進め方です。サイトの見た目から裏側の仕組みまでを一本の流れで作るため、担当者間のすれ違いが減り、スピードが大きく上がります。
具体的には、次の3つのステップで進めます。目的を決める、AIで土台を素早く作る、人が仕上げて磨くという流れです。
AIは下書きや面倒な作業をものすごい速さでこなします。人はその上で、会社らしさや正確さといった大事な部分の判断に集中できるようになります。
私も普段の仕事では、ChatGPT PlusやClaude Pro、Claude Codeを役割ごとに使い分けています。AIに下書きや実装をまず作らせて、そこに自分のこれまでの経験を重ねて手直しし、依頼してくれた相手の期待に応えるという進め方です。とくにコードを書く作業では、Claude Codeが主力になっています。
関連: AI搭載ウェブサイトの作り方|フィリピン企業向け実践ガイド で詳しく解説しています。
実際の進め方を手順で見る
| 手順 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 目的を決める | サイトの目的を一文で書き出す |
| 下書きを作る | AIに指示して骨組みと文章のたたき台を出す |
| 組み立てる | 開発ツールで動く形にし、スマホと速さを意識する |
| 動作を確認する | AIに文章修正やフォームの動作チェックを手伝わせる |
| 人が仕上げる | 実績や連絡先の正しさを確認し、会社らしさを足す |
まず最初にやるのは、サイトの目的を一文で決めることです。たとえば「フィリピンで工場向けのサービスを探す会社から問い合わせをもらう」のように、誰に何をしてほしいかをはっきりさせます。
AIチャットボットの導入で、予約や問い合わせ対応の人件費を大きく減らせます
次に、AIに指示(プロンプト)を出してサイトの骨組みと文章の下書きを作ります。「製造業向けのサービス紹介ページを、トップ・特徴・料金・お問い合わせの構成で作って」と伝えるだけで、たたき台がすぐに出てきます。
その下書きを、AIが使える最新の開発ツールに読み込ませて動く形に組み立てます。ここで大切なのは、スマホでの見やすさと表示の速さを最初から意識することです。
組み上がったら、AIに動作チェックや文章の修正も手伝ってもらいます。「この文章をもっとやさしい言葉に直して」「入力フォームの動きを確認して」といった指示で、細かい調整が短時間で終わります。
最後は人の目で仕上げます。会社の実績や連絡先が正しいか、伝えたい強みがきちんと出ているかを確認し、AIには出せない「その会社らしさ」を足していきます。
実際に私は、日本で20年ほど美容師をしてきた方がマニラで開いた美容院のAI導入を手伝ったことがあります。WordPressでサイトを作り、SEOやGEO(生成AIの検索対策)の分析と改善をAIに任せ、予約や問い合わせに答えるAIチャットボットも入れました。デザインにこだわって費用は約60万円、開発から運用まで約1か月半ほどでした。いちばん大きかったのは、予約や問い合わせ対応の人件費がほぼゼロになったことです。以前はカットの最中でも電話が鳴るたびにお客様を待たせていたのが、その必要がなくなりました。
関連: WordPress市場シェア下落で考えるフィリピンのWebプラットフォーム選び で詳しく解説しています。
つまずきやすいポイントと失敗例
| つまずき | 対策 |
|---|---|
| AIの作ったものをそのまま公開 | 事実や表現を人が必ず確認する |
| 目的を決めずに作り始める | 誰に何をしてほしいかを先に決める |
| スマホ対応を後回しにする | 最初からスマホでの見え方を確認する |
| AIへの指示が雑 | 具体的に、順番立てて伝える |
よくある失敗は、AIの作ったものをそのまま公開してしまうことです。文章が一般的すぎて自社の魅力が伝わらなかったり、事実と違う情報が混じっていたりするため、人による確認は必ず必要です。
次に多いのが、目的を決めずに作り始める失敗です。何のためのサイトかがあいまいだと、見た目は良くても問い合わせにつながらないサイトになってしまいます。
スマホ対応を後回しにするのも危険です。今は多くの人がスマホでサイトを見るため、パソコンだけで確認して満足すると大きな機会を逃します。
また、AIへの指示が雑だと、望んだものが出てきません。具体的に、順番立てて伝えることが、良い結果を得るいちばんの近道です。
FAQ: よく来る質問
AIに任せれば、社内に専門知識がなくても本当に作れますか
簡単なサイトなら、AIの助けで社内でも形にできるようになってきました。ただし、公開前の確認や安全面のチェックは知識のある人に見てもらうほうが安心です。
費用は今までよりどのくらい下がりますか
工程がまとまり作業時間が減るため、多くの場合で制作にかかる時間と費用を大きく抑えられます。金額は規模によって変わるので、目的と必要な機能を整理してから見積もるのがおすすめです。
AIが作った文章は、そのまま使っても問題ないですか
そのまま使うのはおすすめしません。事実の正しさや会社らしい言い回しを人が必ず確認・修正することで、はじめて安心して公開できます。
古いサイトを作り直す場合にも使えますか
もちろん使えます。今ある情報を整理してAIに渡せば、新しい構成やデザインの案を素早く作り直せます。
要点の振り返りと次の一歩
最新のウェブサイト構築の秘訣は、AIを道具として使い、分かれていた工程を一本にまとめることにあります。これにより、速く・安く・質の高いサイトが作りやすくなります。
大切なのは、目的をはっきり決め、AIに素早く土台を作らせ、最後は人が自社らしさと正確さを仕上げるという流れを守ることです。この順番を守るだけで、成果につながるサイトにぐっと近づきます。
まずは自社サイトの目的を一文で書き出し、今のサイトのどこを直したいかを書き出すところから始めてみてください。その整理ができれば、AIを使った制作はもうすぐそこまで来ています。
この記事を書いた人
関連記事

フィリピンでAI搭載Webアプリを開発する全工程|在比日系企業のためのAI導入ステップ
フィリピンの日系企業向けに、AI搭載Webアプリ開発の全工程を6ステップで解説。要件定義からデータ整理、プロトタイプ、運用定着まで、現地事情に合ったテクノロジー活用と失敗しない進め方、費用と期間の目安がわかります。
2026/7/12

AI機能内蔵ウェブサイトの作り方!フィリピン日系企業のためのスマート検索・レコメンド実装術
フィリピンの日系企業向けに、AIを組み込んだウェブサイトの作り方を解説。ベクトル検索によるスマート検索、RAGチャット、レコメンド機能の実装手順と費用、多言語対応の注意点を、テクノロジーの知識がなくてもわかる形で紹介します。
2026/7/11

システムダウンを防ぐテクノロジー|DockerとKubernetesがフィリピン日系企業の安定性を高める理由
フィリピンで事業を行う日系企業向けに、システムダウンを防ぐテクノロジーであるDockerとKubernetesをやさしく解説。AIや業務システムの安定運用に欠かせない仕組みと、段階的な導入手順をわかりやすく紹介します。
2026/6/10

フルスタック開発者が語るAIアプリ開発の舞台裏|フィリピン日系企業のための導入ガイド
フィリピンの日系企業向けに、AIアプリ開発の舞台裏をフルスタック開発者が解説。テクノロジーの裏側にある工程や費用、よくある失敗と成功のコツが分かります。
2026/6/4

フィリピンのIT企業に依頼するメリット・デメリット|失敗しない選び方
フィリピンのIT企業への依頼は、テクノロジー開発のコストを抑えたい企業に有力な選択肢です。AIやシステム開発を委託する際のメリット・デメリット、言葉や品質のズレを防ぐ進め方、安さで選ぶ失敗を避けるコツを、マニラ在住12年の視点で解説します。
2026/6/1

AIを活用したWebサイトリニューアルの効果と実践方法|フィリピン日系企業向け
フィリピン進出の日系企業向けに、AIを活用したWebサイトリニューアルの効果と実践方法を解説。多言語対応・SEO・コスト削減を実現するテクノロジー活用の手順と注意点を、マニラ在住AIエンジニアの実体験をもとに紹介します。
2026/5/17

